はちみつは赤ちゃんに厳禁?その理由や食べられる年齢を解説
「はちみつは赤ちゃんに食べさせてはいけない」というのはよく聞く話ですが、その理由をご存知ですか?また、食べ始めるのに適切な年齢はいつ頃なのでしょうか。そこでこの記事では、乳児にはちみつを与えてはいけない理由や、食べ始めの適齢期などを解説します。初めてはちみつを与える際の注意点もご紹介するので、ぜひ試してみてくださいね。
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目次
はちみつは何歳から食べられる?
栄養価が高く、定期的に摂取することでたくさんのメリットがあるといわれているはちみつですが、食べる年齢によっては毒になってしまいます。厚生労働省の情報によると、はちみつは1歳を過ぎてから与えるように注意喚起されています。
そのため、1歳未満の赤ちゃんにははちみつを与えないようにしましょう。ただし早産で生まれた子供の場合は、実際の出産日でなく、修正月例で考えた年齢で計算するとより安心です。
乳児にはちみつを与えてはいけない理由
はちみつには、ボツリヌス菌と呼ばれる細菌が含まれています。消化器官が発達していない赤ちゃんの身体にボツリヌス菌が入ると、食中毒を発症し「乳児ボツリヌス症」を発症する可能性があるため、十分注意しましょう。なお、1歳を過ぎると、腸内細菌の働きによりボツリヌス菌を死滅させられます。
1歳未満の乳児がハチミツを食べた場合の症状は?
乳児ボツリヌス症を発症した子供には、以下のような症状が現れます。
- 便秘
- 元気がなくなる
- 首の座りが悪くなる
- 哺乳力が低下する
- 呼吸困難
ボツリヌス菌の潜伏期間は長く、すぐに症状が出ないこともあります。場合によっては、30日の潜伏期間があるケースもあるほどです。はちみつを摂取した後に異常が見られた場合には、すぐに病院を受診してください。
はちみつ入りのお菓子は食べられる?
1歳未満の赤ちゃんには、はちみつ入りのお菓子や飲み物も与えてはいけません。ボツリヌス菌を死滅させるには、120℃で4分間加熱しないといけませんが、製造工程においてそれだけの加熱処理がされているかどうかは不確かです。はちみつは、ケーキやカステラなどのお菓子やパン、ジュースやスムージーにも使用されていることがあるため、十分注意しましょう。
初めてはちみつを与える際の注意点
1歳を過ぎたらはちみつを与えることができますが、初めて食べさせるときには十分に注意しなければなりません。ここでは、はちみつを与える際のポイントを解説します。
病院を受診できる状態のときに挑戦する
どのような食べ物に関しても言えることですが、はちみつを初めて与えるときも、病院が開いてる時間帯を選びましょう。万が一体調に異変があった場合にすぐ対応できるよう、平日の午前中などがおすすめです。
少しずつ与える
初めてはちみつを食べさせる場合は、ティースプーン1杯ほどの少ない量から始めてください。1歳を過ぎていれば加熱をしていないはちみつを与えても問題ありませんが、心配な場合ははちみつ入りのパンケーキやお菓子などの加工食品から試してみても良いでしょう。
体調や機嫌の良いときに挑戦する
大人でも同様ですが、疲れているときや体調が悪い日は免疫力が下がっているため、アレルギー症状発症や食中毒のリスクが高まっている状態です。初めてはちみつを食べさせるタイミングは、体調や機嫌の良い日を選びましょう。
はちみつは赤ちゃんが1歳を過ぎてから
本記事では、赤ちゃんにはちみつを初めて与えるタイミングや、乳児にはちみつを食べさせてはいけない理由を解説しました。はちみつにはボツリヌス菌が含まれている可能性があるため、1歳未満の赤ちゃんに与えてはいけません。
1歳を過ぎると、消化器官が発達して腸内環境が整うため、非加熱のはちみつでも安心して食べさせられます。はちみつを与える際は、赤ちゃんの健康を守るためにもぜひ本記事の内容を参考にしてください。
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